八石潭の由来

 


モン石の特徴
獅子岩の物語
・モン石の特徴

  蔚陵(ウルルン)島は五角形の島で、聖人峰(海抜984m)を中心に分水嶺を形成している。山岳は険しく、羅里盆地などの大部分が傾斜地になっている。
  蔚陵島海岸に散在している自然石のモンドル(玉石)は特に美しく、このモンドルを保護するため外部への搬出を禁じている。

・獅子岩の物語

  その昔、蔚陵島は異民族の于海(ウへ)王が治めていた于山国という国だった。于海王は勇猛で、対馬島を征伐して対馬島の王女「豊美女」を連れてきて王妃にした。美しい王妃にすっかり惚れ込んだ于海王は、愛する王妃の贅沢のために新羅にまで略奪の手を伸ばした。堪りかねた新羅の民が新羅王に于山国を討伐するよう何度も訴えるようになり、新羅王は将軍の異斯夫(イサブ)に于山国を討伐するよう命じた。知恵深い将軍・異斯夫は、木の獅子を作って全ての軍船の舳先に立て、木の獅子が一斉に火を噴き、矢を放つようにし、軍船を率いて于山国の海岸に上陸した。
  火を噴く恐ろしい動物を見た于山国の軍隊は戦意を喪失し、于海王は抵抗する力もなく兜を脱ぎ捨てて異斯夫の軍隊に降伏し、于山国は新羅の属国になった。戦争に勝利した異斯夫が于山国征伐の記念に海岸に置いた木の獅子が石に変わって「サジャバウィ(獅子岩)」と呼ばれ、于海王が脱ぎ捨てたトゥグ(昔、軍人が戦う時にかぶった鉄の帽子)が今の「トゥグ峰」だと伝えられているが、今も蔚陵郡西面南陽村の海岸に獅子とトゥグにそっくりな二つの岩が神秘的な昔の伝説をそのまま保ちながら、蔚陵島を訪れる旅行客の観光名所になっている。

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