横30cm・縦30cmのセラミック磁器タイル5,120枚が使われている正祖班次図は、朝鮮王朝第22代王の正祖(ジョンジョ)が1795年、母・惠慶宮洪(へギョングンホン)氏の還暦を記念するために、父親である思悼(サド)世子の墓がある現在の水原(スウォン)華城(ファソン)へ赴いた際の様子を詳しく描いた記録画である。1,779人の人物と779頭の馬が行進する様子が描かれており、金弘道(キム・ホンド)の指揮のもと、金得臣(キム・ドゥクシン)・李寅文(イ・インムン)、張漢宗(チャン・ハンジョン)、李命基(イ・ミョンギ)など当時の一流画家らが合作で描いた作品であり、文化的な芸術性が非常に高い。 |